オンライン開催が気になる人「今までリアルのセミナーをしてきたけど、コロナ禍でオンライン開催を考えている。オンラインセミナーが良いって聞いたけど、果たして本当なのかな?メリット・デメリットを実際にやっている人から聞いてみたいな」
こういう疑問に答えます。
こんにちは、かづな先生です。
セミナー講師歴は、約18年ほど。
FPや社労士分野が専門で、セミナー講師をベースにしつつ、色々と知識とスキルを身につけてきました。
過去の主なセミナー実績はこちら。
過去のセミナー実績
- 2006年から2009年:日本経済新聞の読み方講座で全国37箇所で講演
- 2015年~:SOMPOひまわり生命さまで保険募集人向けに全国30箇所で講演「必ずもめる相続と保険活用法」「ねんきん定期便活用法」「就業不能保険販売の勘どころ」
- 2016年5月:日本FP協会さまで FPフェア・ブロック「『ねんきん定期便』を活用した保険の見直し方」
- 2017年7月、12月:自社開催セミナー「マネースタートアップ」プロジェクト
- 2020年1月:自社開催セミナー「新春クレカマイル1Dayセミナー」
リアルからオンラインへの移行を余儀なくされ、試行錯誤中の私が、今回オンライン勉強会を募集して気づいたことを執筆します。
さっそく、第1弾として、オンラインでの「無料マネー勉強会」を企画してみました。
無料オンライン勉強会を募集した結果【8時間で26名】
メルマガ読者限定の募集でしたが、1時間以内に半数以上のお申込みがあり、当日締め切りました。
どんな感じかリアリティーがあるほうが良いかと思い、実際の申し込み一覧表を個人情報なしで公開です。
SNSでの告知なしでも、抵抗なく参加していただけることがわかりました。
オンライン開催には2つのタイプがある
- オンラインセミナー
- オンライン勉強会
いずれも、リアルタイムに参加できるという点は同じですが、内容は似て非なるものだと感じています。
リアルからオンライン開催にすると、かかる手間は3分の1
今年の1月に「新春クレカマイル1Dayセミナー」を開催しました。
新春クレカマイル1Dayセミナー in 品川
2020年1月25日に『新春クレカマイル1Dayセミナー』を自社開催。今回は、初の品川開催です。1万円の参加費なのに、「誰でも0円で海外旅行に行く方法」を学びに多くの人が参加していただきました。その実況中継をお届けします。
通常のセミナー募集の流れとしては、以下です。
- 募集内容のページと申し込みフォームの作成
- 募集開始→3日で〆切
- 人数が決まり次第、会場を予約
お正月の最終日に決めたので、開催日まで2週間ほどしかなく、募集や会場をおさえるのにとても苦労をしました。
今回のオンライン開催は、2週間よりもっと短く、募集から開催日まで10日くらいしかありません。
しかし、3番目が不要になりますので、単純計算すると、労力は3分の1です。セミナー人数に合わせた会場を探すというストレスから解放されたことは非常に大きいです。
- 募集内容のページと申し込みフォームの作成
- 募集開始→1週間ほどで〆切
人数が決まり次第、会場を予約
会場予約は以上3つの過程において、かなりウェイトが高いと思いますので、負担は3分の1どころか、もっと軽減されているというのが実感です。
オンラインセミナーではなく、オンライン勉強会にした理由
オンラインセミナーはYouTubeに似ている
私がイメージするオンラインセミナーとは、1対多数です。
「多数」というのは、5~6名といった1桁の複数人数ということだけはなく、100名または1000名以上もあり得ます。
実際、某メディアの方が「日曜日の昼間にオンラインセミナーを企画したら、1,000名以上の参加されていてオンライン時代を感じた」とおっしゃってました。
講師の他にスタッフがいれば、大人数が参加するオンラインセミナーを開催するのは可能だと思いますが、講師1人で入退室の管理などの画面操作と講義を並行して行うのは現実的には難しいでしょう。
少なからず、私には不可能です。
また、〇〇さんの目を見て話すなど、アイコンタクトをしながら講義を進めることも不可能に近いです。
YouTubeとオンラインセミナーを両方経験した私としては、オンラインセミナーはYouTubeで情報を発信するのと、似ていると思いました。
課金システムにより多少差はありますが、参加人数の制限がありませんので、セミナーに参加する時間さえ確保できれば、空いている時間を使ってさまざまな情報を取りに行ける時代になったといえるでしょう。
オンライン勉強会はリアルセミナーに似ている
コロナの影響で“従来”が通用しない今だからこそ、マネー初心者の逆転の世界がはじまったと感じています。
普段のリアルのセミナーだと、地理的、時間的な制約があって参加できなかったという方もいらっしゃいましたので、コロナをお金を向き合うチャンスとして、お金の勉強をいち早くはじめるきっかけにしてほしい。
そういう想いから、「1対多数」のオンラインセミナーではなく、「1対最大5名」のオンライン勉強会にしました。
リアルのセミナーでも、講師1人で開催すると、講義と以下のことを並行していくと、しゃべりに集中する環境ではありません。
- 進行役
- 遅刻してくる人の対応
- 配布物や質問の対応
1人で対応できるのは最大でも10名弱かなという感じがします。
遠隔でもよいので、リアルセミナー時のように、しゃべること以外の仕事をうけおっていただける方と一緒に開催するといいですね。
「オンラインセミナーサポーター」のような新しい職業が生まれるかもしれません。
オンラインセミナーとオンライン勉強会、どちらが開催しやすいの?
人数が違うと、開催方法が異なります。
まとめ:オンラインセミナーと勉強会のメリットとデメリット
オンラインセミナー「一方通行」
- メリット:定員にとらわれずに開催することも可能で、より多くの人に発信できる
- デメリット:YouTubeとの差別化が難しい
オンライン勉強会は「双方向」
- メリット:1人で募集から開催までできる、チャットなどで質問しながら進めるなど、受講生の反応をみつつ、リアルセミナーとあまり変わらない環境で開催できる
- デメリット: 人数制限がある
今回は、オンライン開催の募集について書きました。
実際に無料オンライン勉強会を開催したときの実況中継は、士業・専門家がzoomでオンライン勉強会を開催するやり方【私の実体験を元に解説する】をご覧ください。
オンライン開催の勉強会、セミナーに参加される方、または、事業展開の1つとしてオンライン開催をしていく予定の方に参考になれば幸いです。